こんにちは、やすです!!!
このページでは輸入ビジネスにおける関税について紹介してきたいと思います。輸入ビジネスを始めるにあたって、多くの初心者が初めにぶち当たる大きな壁が『英語』と『関税』です。
今回はこの関税について、詳しく徹底的に解説していこうと思います!!!
輸入品が儲かる商品がどうかチェックする方法で紹介していますが、商品の選定をするときに関税の知識は必ず必要になります。
一見難しそうですが、この記事を読んでいただければ輸入ビジネスを行う上での関税の知識は十分な知識をつけることができます!!!
Contents
関税とはなにか?
そもそも関税とは日本に商品を輸入するときにかかる税金のことです。関税の目的は税政収入といって国が使用する目的と国内産業の保護という2つの目的があります。
要するに関税で日本国内の産業を守っているわけです!!!
関税の種類
関税は商品が個人輸入か商用輸入かでかかる税率が変わります。私たちは輸入品をヤフオク・amazonで売っていくので、商用にでの輸入になります。
個人輸入
個人使用の目的で輸入する場合には、以下のような価格が課税対象額となります。
課税対象額 = (商品本体料金 × 0.6) + 送料
商用輸入
商用目的の輸入では、以下のような課税対象額となります。
課税対象額 = 商品本体料金 + 送料
税率
以上のように計算した課税対象額に税率をかけることで、実際に払う関税を計算していきます。
実際に払う関税の額 = 課税対象額 × 税率
そしてこの税率は課税対象額の大きさと商品の種類によって異なります。
課税対象額が20万円以下の場合
課税対象額が20万円以下の場合は簡易税率が適用され、以下の章のような簡単的に税率が分けらます。個人で輸入ビジネスを行う際には、1取引での商品額が20万円を超えることはそこまで多くないです。なので基本的にこの税率を適用させましょう。
トマトソース、氷菓、なめした毛皮(ドロップスキン)、毛皮製品 等 | 20% |
コーヒー、茶(紅茶を除く)、なめした毛皮(ドロップスキンを除く) 等 | 15% |
衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く) 等 | 10% |
プラスチック製品、ガラス製品、卑金属(銅、アルミニウム等)製品、家具、玩具 等 | 3% |
ゴム、紙、陶磁製品、鉄鋼製品、すず製品 | 無税 |
その他のもの | 5% |
また以下の商品は、例外的に簡易税率の範囲内でも一般税率が適用されます。(関係のある商品のみ書いていきます)
- タバコ(約 35%)
- 旅行用具・ハンドバックなどの革製品(ものによって異なるが高い)
- ニット製の衣類(約2.8~8.4%)
- 履物(約30%)
※詳細はこちらの税関ホームページを参考にしてください。
課税対象額が1万円以下の場合
【個人輸入】で課税対象額が1万円以下の場合、関税と輸入消費税がかかりません。(消費税に関しては以降で説明します。)
言い換えると本体代金が【16,666円以下】であれば課税対象額が1万円以下です。
しかし、同じ商品をまとめて購入したり、Aと Bの商品一緒に送ってもらう場合、課税対象額は以下のように商品の合計の値段で計算されるので注意しましょう!
課税対象額 = (商品Aの料金 + 商品Bの料金) × 0.6 + 送料
課税対象価格が20万円以上の場合
一般の税率が適用されます。
一般税率はかなり細かく細分化されているので、詳しい税率はこちらを税関ホームページを参考にするようにしましょう!
実際に税関でかかる3種類の経費
海外から輸入した商品が日本に到着した際、税関では関税・消費税・通関手数料の3種類の経費が請求されます。
関税
関税はこれまでに計算してきた通りになります。
消費税
商品の購入価格に対して8%かかります。
通関手数料
課税対象とされた場合、1商品ごとに200円かかります。これらの支払いは基本的に、商品が手元に届いた時に、配送者に渡すことになります。
中国輸入における関税の見積もり予測
ただ関税は実際に商品を手元に引いてくるまで、わからないもの。
なので仕入れの時はある程度関税の予想をして、見積もりを立てていきたいのですが、
僕の経験則上、関税の割合は輸入消費税の8%と関税が5%程度で、13%を見積もりで見ておけばほぼ間違いないです。
いいんだか悪いんだか。
具体的な計算方法
ここで2個ほど例を挙げて実際に税関でかかる費用を計算していきます。
テーブル
まず1つめはこちらのテーブルを紹介していきます。
(こんな背徳感満載なテーブルで飲むカクテルは美味しいんですかね・・・?)
本体料金 29,100円、送料 8,531円となります。この商品が【個人用】として判断された場合、以下のように税金は計算されます。
課税対象額
29,100円 × 0.6 + 8,531円 = 25,991円
関税(税率は課税対象額が20万円以下なので、簡易税率表から家具で計算)
25,991円 × 0.03 = 780円
税関で取られる金額(関税+消費税+通関手数料)
780円 + 25,991円×0.08 + 200円 = 3060円
以上のようになり、3060円が請求されます。
壁掛け時計
2つめに壁掛け時計を見ていきます。
本体料金8,037円、送料2,213円となります。こちらも【個人用】を判断された場合の、以下のように計算していきます。
課税対象額
8,037円 × 0.6 + 2,213円 = 7,035円
この段階で、課税対象額が1万円以下なので関税はかかりません。しかし、消費税と通関手数料が取られるので、
8,037円 × 0.08 + 200円 = 843円
以上の金額が請求されます。
まとめ
- 税関では、関税・輸入消費税・通関手数料の3種類が請求される。
- 関税は商用輸入と個人用輸入の2種類がある。
- 商用の関税は次の通り。(商品代金+送料)×税率
以上で輸入ビジネスにおける関税について終わりたいと思います。
関税に関しては以上の知識があれば十分なので、関税で困った場合にはこの記事をその都度見直すようにしてください(^^)